ドルチェ・トンダの甘煮
かのトーマス・ジェファソンがこんな言葉を残しました。
The olive tree is surely the richest gift of Heaven.
〜オリーブの木はまさに天国からの贈り物だ〜
彼の言葉は本当にその通りだと思うけれど、このオリーブのレシピを食べた時は、本当に天国に行ったかと思うぐらい美味しかったので、皆さんにシェアしたいと思います。

ご紹介します。ドルチェ・トンダ(またの名をノルカ・オリーブ)です。
オリーブの世界には、2つのタイプのオリーブがあります。皆さんご存知のように、一つはオリーブオイル用のオリーブ、そしてもう一つがテーブルオリーブと呼ばれるもので、マティーニに使ったり、フォカッチャに使ったりします。このテーブルオリーブは、品種によってはオリーブオイルにもテーブルオリーブにもなります(オリーブオイルに向かない品種もあります)。
世界中には本当にたくさんのテーブルオリーブの品種があります。このドルチェ・トンダは、プーリア州の州都バーリ市から北の地域でしか食べることができない品種です。同じような品種がきっと他の地域にもあるかと思いますが、全く同じかまたは別の品種かはわかりません。
ドルチェ・トンダは【ドルチェ=甘い、そしてトンダ=丸い】という意味があります。つまり、丸っこくて甘いオリーブという意味です。

甘いテーブルオリーブは、大抵オリーブオイルとお塩で軽く炒めることが多いです。特にアクを抜くこともなく、収穫したらそのままフライパンへ入れます。私たちのレシピは、ミニトマトと玉ねぎをそこに入れることで、さらにプーリアのパンとの相性が抜群になります。
レシピはとっても簡単です。間違えることはほぼ100%ありません。一番大変なのは、このオリーブを手に入れることだと思いますが、つまるところプーリアに是非来て食べてみてくださいね!
オリーブ(ドルチェ・トンダ)の甘煮

秋の味覚の代表です
- 1/4 玉ねぎ (薄く切る)
- 5 ミニトマト (半分に切る)
- 1 大さじ オリーブオイル
- 少々 塩 (味見程度に)
- 1 掴み オリーブ
まずは玉ねぎを薄く切ります。そのあとフライパンにオリーブオイルを入れて、玉ねぎが黄金色になるまでゆっくりと炒めます。
半分に切ったミニトマトをフライパンに入れ、ひとつかみ塩も入れて蓋をします。塩を入れることでミニトマトからジュースが出やすくなり、ソースができます。
もしミニトマトがあまり完熟していないようであれば、少しお水を足して調理を続けます。
ソースができたら、オリーブを入れます。蓋はそのままです。
オリーブの皮が向け始めたら、あと1分だけ調理します。
味見して、オリーブがとろとろになっていたら、暖かいパンと一緒に食べましょう!
- You can try with other sweet table olive varieties if you cannot find dolce tondo olives.
- If you are worried about bitterness which most of olives have, don’t worry, they are sweet as caramel and no need to do any prep before cooking.
- If you have a red or yellow bell peppers, add it before cherry tomatoes. They add more sweetness into the sauce.
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